ローダーで搬送ホースを通すだけでも静電気によりホースに貼り付くことで分離し色ムラの原因となります。

 樹脂ペレットの搬送に使用される搬送ホールは、輸送の為に樹脂ペレットが内部を通過するだけでも静電気が発生します。連続稼働のため自動化に必須となる輸送設備。これに色ムラとなる原因がある時には、静電気対策がなされたものに交換をするか、樹脂ペレットの偏りが許容できる範囲(色ムラとならない範囲)にまで細分化するなどの対策が求められます。
 樹脂搬送用ホースはポリ塩化ビニル(PVC)に静電気防止効果を持たせた蛇腹状の太いホース。柔軟のため樹脂の輸送経路に這わせ易く、扱いやすい。また汎用品であれば安価なのが特徴です。しかし、静電気防止効果を持たせているといってもその効果は限定的。所感として静電気が抑えられているように感じることは余りありません。

 この静電気の問題を大きく改善したのが、帯電防止タイプの樹脂搬送用ホース。
 帯電防止を配合した素材と導電性繊維により静電気防止効果が高い樹脂搬送用ホースです。帯電防止効果が高い分、価格も割高となります。

 実際に使用して十分な効果を得ようとすると、全ての成形機を交換するなどの作業が必要となる割に樹脂の分離を必ずしも改善できるわけではなく、総入れ替えを行う程の費用対効果があるかは疑問が残るところです。

 原因がホース内の静電気と断定されている場合の除くと、搬送用ホースは消耗品であることを鑑みて新規購入時に徐々に入替を行うことが現実的である対策です。


 輸送過程での色ムラの解消では、所感として輸送ローダーの1サイクルで自動混合機の待機バッチを全て完全輸送して空吸いの状態になるような環境にしておくと、ホース途中にバッチが残らないため効果が高かったように感じました。
 更にホッパーが小容量だとなお効果が高いと感じましたね。あくまで経験談ですけど・・・・

 色ムラについて詳しくは、
 射出成形オペレーターの知識蔵>原料の悩み
 >原料タンク・ホッパー・ホースでの色ムラ対策
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